ビーコン菅原の組み込みがらみ(マイコン・電子工作)-西東京市 このブログは更新を停止。Twitterのアーカイブになっています。 http://blog.suga41.com にて更新中です。
こんにちは、ビーコンの菅原です。
ルネサスエレクトロニクスのマイコン、R8Cで開発していた時のトラブルを報告します。
バージョンは以下の通り
M16C Series, R8C Family C Compiler V.5.45 Release 01 (11-12-2010 17:30:52)
HEWで新しいプロジェクトを生成するときに
C source start Application
を選択したとき。

なぜかベクタ領域が反映されません。ベクタ領域が FFFF になっています。

ここがFFになっていると割り込みで正しい割り込みハンドラに飛ばないために、起動後初回の割り込みでかならず暴走します。
バージョンが悪いのか、あるいは、そういうオプションがあるのかと悩みました。
不思議なことに、他のPCにプロジェクトをコピーすると、ベクタが現れるものもあります。
かなり長い間悩んでいましたが、はたと気がつき、対策を施したところベクタが反映されるようになりました。

青字で表示されている文字がベクタ領域
問題はプロジェクトのパスで、日本語を入れていたためにおかしくなっていました。
以前の R8C/M16Cのコンパイラは パスに日本語を含んでいると ビルドが通らなかったのですぐにわかったのですが、今回は全くエラーメッセージが出ません。また、新規プロジェクトを C source startup Application ではなく普通の Application にすると問題なくビルドされるので、すっかり日本語対応完璧になったかと思っていました。
そこで、うっかりプロジェクトを格納するフォルダ名を日本語にしてしまったのが間違いのもとでした。。
結局日本語を英数にすることにより解決。
しばらく R8Cの開発よりも SH等のマイコンを使っていました。SHは同じHEWで動きますが、日本語フォルダ問題ありません。そんなわけで油断しておりました。ハイ
やっぱり、プロジェクト名は昔ながらの英数表示スペース無にかぎりますね。。
ルネサスエレクトロニクスのマイコン、R8Cで開発していた時のトラブルを報告します。
バージョンは以下の通り
M16C Series, R8C Family C Compiler V.5.45 Release 01 (11-12-2010 17:30:52)
HEWで新しいプロジェクトを生成するときに
C source start Application
を選択したとき。

なぜかベクタ領域が反映されません。ベクタ領域が FFFF になっています。

ここがFFになっていると割り込みで正しい割り込みハンドラに飛ばないために、起動後初回の割り込みでかならず暴走します。
バージョンが悪いのか、あるいは、そういうオプションがあるのかと悩みました。
不思議なことに、他のPCにプロジェクトをコピーすると、ベクタが現れるものもあります。
かなり長い間悩んでいましたが、はたと気がつき、対策を施したところベクタが反映されるようになりました。

青字で表示されている文字がベクタ領域
問題はプロジェクトのパスで、日本語を入れていたためにおかしくなっていました。
以前の R8C/M16Cのコンパイラは パスに日本語を含んでいると ビルドが通らなかったのですぐにわかったのですが、今回は全くエラーメッセージが出ません。また、新規プロジェクトを C source startup Application ではなく普通の Application にすると問題なくビルドされるので、すっかり日本語対応完璧になったかと思っていました。
そこで、うっかりプロジェクトを格納するフォルダ名を日本語にしてしまったのが間違いのもとでした。。
結局日本語を英数にすることにより解決。
しばらく R8Cの開発よりも SH等のマイコンを使っていました。SHは同じHEWで動きますが、日本語フォルダ問題ありません。そんなわけで油断しておりました。ハイ
やっぱり、プロジェクト名は昔ながらの英数表示スペース無にかぎりますね。。
こんにちは、ビーコンの菅原です。
先日、R8Cマイコンボードが付属する本を購入しました。
しかも最新のR8C/3xシリーズ。
デバッグ機能を体験するのであれば USBケーブル (A-ミニB)があればよく。E8aを用いなくてもデバッグ、書き込みができます。
外部に接続するためには 一般的な28Pinの連結ソケットをつけるだけです。
USBから給電するマイコン基板の危険なポイントについても対応されています。
PCのUSB端子から電源を取る基板に共通する問題点として、デバッグ時のショートがPC破壊を引き起こす恐れがあったのですが、USB電源からくるラインはリセッタブルヒューズにより保護されています。
また、シリアル-USB変換IC FT2232Dを使用。1CHはデバッグに もう1CHはCOMポートに使えるようになっています。
基板自体は良くできていて美しい。ROHS対応だし、この基板をそのまま製品に組み込んでも大丈夫ぐらいの品質と感じました。
◆注意点
TX0(P1_4),RX0(P1_5)および UART0はデバッガのポートとして使用するので、これらの機能にアクセスするとデバッガが異常となります。
Tx2(P3_4),Rx2(P4_5)は FT2232Dに接続されているので、他の用途に使わない方がよいでしょう。
外部に接続するシリアルポートは TX1,RX1を使用します。
本の内容を見る限り、入門向けではなく、ある程度のマイコン知識を持った人を対象にしているようです。
何も知らない人がこの本を頼りにマイコンを学ぼうという用途に向きません。
◆残念ポイント
CDは付属しません。このボードでデバッグするためには FTDIのドライバ HEW, R8C UART モニタプログラムをダウンロードしなくてはなりませんが、サポートページからはルネサスのドライバがあるページにリンクが張ってあるだけです。そのようなわけで、インストールするまで戸惑うことがありました。
逆に いまはない Fob と同じ使い勝手なので、使っていた人にはとっつきがよいです。
他には、インストールの手違いがあったのかもしれませんが、IOのレジスタを参照することができませんでした。これは原因調査中。
これはなかなか良いボードなので、ボード単体でも販売してほしいし、、シリーズの他のマイコンのバリエーションも欲しいですね。。
先日、R8Cマイコンボードが付属する本を購入しました。
![]() | すぐに使える!実験・試作用マイコン・モジュール (シリコン・ディスカバリ・シリーズ) (2010/08) 寺尾 大二 商品詳細を見る |
しかも最新のR8C/3xシリーズ。
デバッグ機能を体験するのであれば USBケーブル (A-ミニB)があればよく。E8aを用いなくてもデバッグ、書き込みができます。
外部に接続するためには 一般的な28Pinの連結ソケットをつけるだけです。
USBから給電するマイコン基板の危険なポイントについても対応されています。
PCのUSB端子から電源を取る基板に共通する問題点として、デバッグ時のショートがPC破壊を引き起こす恐れがあったのですが、USB電源からくるラインはリセッタブルヒューズにより保護されています。
また、シリアル-USB変換IC FT2232Dを使用。1CHはデバッグに もう1CHはCOMポートに使えるようになっています。
基板自体は良くできていて美しい。ROHS対応だし、この基板をそのまま製品に組み込んでも大丈夫ぐらいの品質と感じました。
◆注意点
TX0(P1_4),RX0(P1_5)および UART0はデバッガのポートとして使用するので、これらの機能にアクセスするとデバッガが異常となります。
Tx2(P3_4),Rx2(P4_5)は FT2232Dに接続されているので、他の用途に使わない方がよいでしょう。
外部に接続するシリアルポートは TX1,RX1を使用します。
本の内容を見る限り、入門向けではなく、ある程度のマイコン知識を持った人を対象にしているようです。
何も知らない人がこの本を頼りにマイコンを学ぼうという用途に向きません。
◆残念ポイント
CDは付属しません。このボードでデバッグするためには FTDIのドライバ HEW, R8C UART モニタプログラムをダウンロードしなくてはなりませんが、サポートページからはルネサスのドライバがあるページにリンクが張ってあるだけです。そのようなわけで、インストールするまで戸惑うことがありました。
逆に いまはない Fob と同じ使い勝手なので、使っていた人にはとっつきがよいです。
他には、インストールの手違いがあったのかもしれませんが、IOのレジスタを参照することができませんでした。これは原因調査中。
これはなかなか良いボードなので、ボード単体でも販売してほしいし、、シリーズの他のマイコンのバリエーションも欲しいですね。。